2007/08/09(木) 23:04
萌えの赴くまま、御堂×克哉、SS。
EROですので…笑って下さい。ちょっと長め。(止まんなくなった)
痛い話にしたかったのに甘い。甘いわー!
やっぱりこの2人は甘いんだよ。←
ところで、オムレツって甘いのだろうか…。御堂さんに「卵焼き」ってなんか違う気がした。(笑)
リクエストして、紫矢さまに漫画を描いて頂きました!
萌
え
る
。(クリックで飛びます、笑)
克哉がっ(鼻血)多謝多謝です。
EROですので…笑って下さい。ちょっと長め。(止まんなくなった)
痛い話にしたかったのに甘い。甘いわー!
やっぱりこの2人は甘いんだよ。←
ところで、オムレツって甘いのだろうか…。御堂さんに「卵焼き」ってなんか違う気がした。(笑)
リクエストして、紫矢さまに漫画を描いて頂きました!
萌
え
る
。(クリックで飛びます、笑)克哉がっ(鼻血)多謝多謝です。
「・・・ん・・・んんぅ・・・・」
今目を開ければ、眩しくて思わず目を瞑ってしまう程の朝日が、カーテンの隙間から差し込んでいる。寝起きに鼻を鳴らして甘えても、許される時間帯だ。
まだ顔を出したばかりの太陽が、そこに居るはずの男の存在を浮き立たせているかのような錯覚。けだるい倦怠感と、腰に残る甘い痺れ。まだ覚醒しない寝起きの頭で、情事の残り香を追う。
「御堂さん・・・」
無意識のまま手を伸ばし、存在を確かめようと名前を呼ぶ。この幸福感が、いつまでも続くようにと。自分の居るべき場所を確定してくれる愛しい相手。
求めても、しっかりと受け止めてくれる。
求められても、しっかりと受け止める。特別な繋がり。
「み・・・どう・・・さん?・・・・あれ?」
伸ばした手は、重力のままシーツに沈む。まだそこは温かく、微かに彼の体温と香りが残っていた。それに包まれるようにして、空気を肺いっぱいに吸い込む。
酸素を補給した脳が目覚めてくると、克哉は途端に顔を赤く染めた。
「・・・何、やってんだ、おれは。確か昨日は・・・・」
人知れず苦笑し、昨晩の喧騒を思い起こす。
「だから隙を見せるなと言っているだろう!時には相手を制す事も必要だ。違うか?」
「でも、あの人だって大事な下請けさんですよ!?頭ごなしに制しても結果は見えて・・・んっ・・・」
反論に広げた口腔内を、入り込んできた舌に犯される。熱い御堂の舌。普段寡黙で冷静な彼が、マンションに帰宅すると同時に険しい顔で詰め寄ってきたのだ。
事の始まりは、接待での些細な出来事だった。御堂と克哉が手がけている商品の営業を、かつての同僚本多と、本多の勤めるキクチの下にいる協力会社に依頼し、大々的に宣伝活動をする事になったのだ。そして、打ち合わせを兼ねたミーティングの後、久しぶりに飲もうと誘ってくれた本多に行こう!と即答すると、御堂に咎められた。それなら御堂もと、接待と称してミーティングのメンバー全員で、居酒屋に向かう事になったのだ。確かにこの時点から御堂の機嫌は良くなかったのだが…。
少し狭い個室を貸し切って、久しぶりに会う本多と仕事の話で盛り上がり、気がつけばかなりの量を飲んでしまっていた。酒には強い方だが、トイレに行こうと立ち上がるとふらついてしまい、ちょうど席を立とうとしていた下請けの長身の営業に抱きかかえられるようにしてトイレに向かう事になってしまった。かなり酒が回っていたので、その時の御堂の様子は覚えていない。
トイレから戻り、本多と言い合いになっている御堂の隣へ座ろうとすると、そのまま帰るぞと腕を掴まれて、気がつけば御堂のマンションの玄関で今度は克哉が御堂と言い合いになっていた。御堂の怒鳴り声で、だいぶ頭もすっきりしてきた克哉は、下請けにまでいい顔をする必要はないという御堂に反論してしまい、意見が噛み合わないまま言い争いに発展してしまっていたのだ。
そして今、荒々しい御堂の舌に、口腔内を犯されている。
「・・・んっ・・はっ・・・・ふっ・・・・ちょっ・・・とっ・・・!!」
荒げた声をそのまま塞がれて、酔いと酸欠で頭が重い。思わず御堂を押し退けると、御堂は怒りの混ざった顔で克哉を見つめてくる。
・・・まるで、あの時みたいだ。
御堂さんの執務室で、片桐さんと電話をしていたあの時。
突然御堂のマンションに連れていかれ、仕事中だというのに淫具でほぐされた後孔へ思いっきり突っ込まれたあの時。荒々しい御堂の挿引と、乱れた吐息。自分の痴態を思い出すと、怒りは羞恥に変わってしまう。
ましてや御堂の瞳に、嫉妬心を見出してしまえば、もう・・・
「どうした・・・。顔が赤いぞ・・・克哉。」
「・・・っ!」
暫く見つめ合い、再び重ねられた唇と、腰に回された御堂の手に、つい反応してしまう。先程まで激昂していた御堂の瞳が、官能に濡れた眼差しを向けてくる。その上甘い囁きと濡れた息で、名前まで呼ばれてしまっては、火照る体を抑える事などできやしない。
そんな克哉の様子を知ってか知らずか、御堂は性急に克哉の着衣を剥がすと、うっすらと汗ばみ始めた白い体へ舌を這わす。
「・・・あっ・・・あ・・・・はっ・・・ああっ!」
快楽に逆らうように睨み付ける克哉だが、目元を赤く潤ませたその双眸で睨まれても、御堂からすれば誘っているようにしか見えない。無自覚なその行動に、御堂の嗜虐心は煽られ、膨らんでゆく。愛しい気持ちで自然と抑制されている欲求が、じわじわと御堂を侵食していく。御堂の脳裏にも、仕事中に克哉を貪った記憶が過っていた。まだ克哉への愛を自覚していなかったあの時。
だが、今は・・・。
息も絶え絶えに腰をくねらす克哉を、強く抱きしめ首筋に舌を這わす。唾液を嚥下する細い喉が、官能の色香を醸し出し、玄関から部屋中へと、その香りを広めていく。
「淫乱、だな。」
「なっ・・・あっ・・みっ・・ないでくださっ・・・」
既に先走りに濡れている克哉の雄を引きずり出し、甘く香る克哉の体を視姦する。嫉妬心をプライドで隠した強い瞳で射抜かれて、克哉の体は仄かな赤みを帯びてゆく。
「準備万端、か・・・克哉。こっちを向け。」
羞恥に顔を染めた克哉の瞳に映し出された自身の顔を見つけ出すと、御堂は躊躇いもなく克哉の雄を口に含んだ。目だけを克哉に向けて、性急な愛撫を施す。克哉の瞳から、自分の姿が消えてしまわないように。
2人だけの、甘美な時間。
普段はこれでもかというほどしつこい愛撫を与えてくる御堂が、焦っているかのように扱いている様を、克哉は蕩けた目で見つめていた。だんだんと垣間見えた嫉妬心が確定され、自然と顔が綻ぶ。痛い程の愛撫も、ストイックな雰囲気を纏ったままの姿に逆らった熱い手も、何もかもが愛しい。
敵わないな、御堂さんには・・・。
また、おれの、負けだ・・・
「んっ・・・み、どう・・さ・・・んっ・・・・んっ」
奥の窄まりに触れようとした御堂の手を引き寄せ、その唇に唇を重ねる。驚きに見開かれる御堂の目。その様子が、克哉の欲を肥大させ、腰が勝手に揺れてしまう。
暫く互いの唇を食んでから、克哉が無意識に囁くと、御堂は克哉の足を高く掲げ上げていた。
「御堂さん・・・す・・・き・・・・っ・・はあああっ!!」
「・・・っ・・・」
猛烈な圧迫感。それすらも快感に変わる。
漏れた御堂の吐息に反応し、ビクンと全身を振るわせた後、克哉のモノがぐんとそそり立つ。と同時に、蕩けた肉壁が御堂を柔らかく包み込む。慣らされていないそこは、痛みにひくつくけれど、それが御堂によって与えられるものならば、克哉の体は悦んで受け入れる。
「あっ・・・いっ・・・い・・・み・・ど・・・・さっ・・・」
「克哉・・・・」
欲望に蕩けた瞳で見つめてくる御堂。普段の様子からは想像もできないその瞳に、克哉の心は満たされてゆく。冷徹な男から与えられる、甘い痛感。繋がった部分から響く卑猥な音と、荒い息遣い。どこまでも溺れてゆく自分の体に、克哉は戸惑う。
ふいに御堂の指が、胸の尖りに触れた。
「ひっ・・・あっ・・・はっ・・ああっ」
御堂を飲み込んだ肉壁がひくつくのを感じ、淫猥な空気に飲み込まれていく。
次第に激しくなっていく挿引に、克哉の体は甘美なわななきに震えていった。
御堂の背に腕を回し、掲げられた両足で御堂の腰を挟み込む。密着する肌の面積が増えると、触れた部分から甘く蕩けていってしまうそうだった。
「みどうさっ・・・はっ・・・み・・ど・・・さっ・・・んっ」
快感に溺れた克哉は、御堂の名を連呼していることに気がついていない。無意識の嬌態に、腰を強く打ち付ける御堂は思わずほくそ笑んでいた。胸の尖りに触れていた手を、刺激を求めて震える克哉自身に這わすと、そのまま数度擦り上げた。
「あっ!・・んぁ・・・っ・・はっあああっ!!」
一際高い喘ぎと共に、克哉が精を吐き出すと、御堂自身も克哉の最奥へと、精を注ぎ込んでいた。
「はぁっはぁっはぁっ・・・」
呼吸を整えると、自分が玄関でとんでもない嬌態を晒している事に気がつく。先程まで怒鳴りあっていたというのに。思わず笑いが零れ、肩を上下させている御堂へと視線を寄せた。
「・・・・えっ・・・」
目が合うと、強い力で引き寄せられ、そのまま抱き上げられてしまった。まだ荒々しい欲求をその目に含んだ御堂に呆けていると、ベッドへ放り出された。不自然な姿勢のまま倒れこんだ克哉には、再び圧し掛かってくる御堂を拒む事は到底無理だ。
「ちょっと・・・御堂さんっ・・・」
再び香る、甘い芳香。克哉の意識は、終わりの見えない快楽の淵へと、沈んでいった。
「・・・・・。」
目覚めたばかりの脳裏を過るのは、まだ鮮明に残っている昨夜の情事。
恥じらいに顔が火照るのを振り払うようにして、克哉はゆっくりと起き上がった。腰が痛い。体に残るこの倦怠感は、昨夜の情事が現実だという何よりの証拠だ。
そして、去っていく快楽を追うかのように、御堂に触れようとして目覚めた自分に苦笑してしまう。それは、御堂への想いをはっきりと自覚している事に他ならないのだが。
「御堂さん。おはようござい・・ま・・・す・・・・」
「起きたか。」
羞恥心が邪魔をし、思わず口篭ってしまった。御堂は平然とした顔でフライパンを握っていた。ジュワーっという音と共に、甘い焦げたような匂いが広がった。
「・・・あの・・・何か作ってるんですか?」
「とりあえず、顔を洗ってこい」
言われるままに、洗面所へ向かう。まだ倦怠感が残る体と火照った顔に、冷たい水が心地よい。
「朝食ならおれが作るのに」
既にスーツで身を包んだ御堂がフライパンを握っている様は、どこか可愛くて思わずそんな事を言ってしまった。テーブルには、コーヒーとトースト、フルーツが置かれていた。
「座れ。・・・体は大丈夫か?」
「え?あ、は・・・い・・・・」
昨夜の嬌態が思い出される。いつもなら御堂の隣で目覚め、御堂がシャワーを浴びている間に朝食を作るのだが、今日ばかりはまだ寝起きのままの自分が酷く恥ずかしい。
あんな言い争いをした後に、激しく抱き合ってしまったのだ。少女のように恥らう自分に、更なる恥じらいが生まれてしまう。
「今日は客先との打合せがある。君は・・・昨日の下請けと外回りをするんだったな。」
「はい。そうですが・・・」
克哉の前に、ふんわりとした半熟のオムレツを置きながら、普段と別段変わらない表情で語りかける御堂に、少し戸惑う。昨夜の言い争いなど、御堂にとっては些細な事なのだろうか。
「あまり無理をするな。・・・小売店でも売り上げは期待できる。頼んだぞ。」
「・・・・・」
「聞いているのか?」
「あっ・・はい。えっと・・・」
「何だ」
「き、昨日は・・・」
「・・・・・・・・」
御堂の顔が少し険しくなる。謝ろうと口を開いたまま、何も言えなくなってしまった。
「あの・・・その・・・・」
「昨日は、すまなかった。・・・・つまらない嫉妬をした」
「え??」
「・・・・いや・・・その・・・・とにかく冷めないうちに食べるぞ」
「・・・・あ・・・・いただきます。」
謝罪の言葉は、発される事なく克哉の中を彷徨ったままだ。それよりも、肥大してゆく幸福感に戸惑う。
嫉妬?御堂さんが?
僅かに頬を赤く染めて、言葉を濁してしまった御堂に胸が高鳴る。早朝のこんな時間から、御堂に触れたい欲が膨れ上がり、慌ててオムレツを口に運んだ。
「甘い・・・」
「・・・・口に合わないか?」
「いえ。おいしいです。ちょうどよい甘さで・・・甘い方が好きなんですよ、オレ。」
「・・・・そうか」
いつもと変わらない朝の風景。御堂と共に仕事をするようになってから、ほぼ毎日御堂と一緒に朝食を摂っている。前夜の甘い情事をそのまま引き継いだ幸福な一時。
今日みたいなサプライズがあってもいいな。
澄ました顔でコーヒーを口に運ぶ御堂を見つめる。淡白な男が見せた、激情の焔。腰の痛みと共に克哉の体にしっかりと残っていて、満たされる想いでいっぱいになる。
たまには、こういう痛みも、いい・・・かも。
「食べ終わったら早く着替えろ。先方は時間にうるさいからな。早めに出る。」
「はい」
仕事をする男の目に変わった御堂に置いていかれないように、克哉も頭を切り替える。
だが、いつまでも卵は甘く、御堂の放った一言が頭から離れないでいた。
「御堂さん」
「?」
「何でもありません」
「・・・・そうか。」
きっと想いは繋がっている。届いている。
たまには、昨夜のような愛し合い方も、いいのだ、と。
今目を開ければ、眩しくて思わず目を瞑ってしまう程の朝日が、カーテンの隙間から差し込んでいる。寝起きに鼻を鳴らして甘えても、許される時間帯だ。
まだ顔を出したばかりの太陽が、そこに居るはずの男の存在を浮き立たせているかのような錯覚。けだるい倦怠感と、腰に残る甘い痺れ。まだ覚醒しない寝起きの頭で、情事の残り香を追う。
「御堂さん・・・」
無意識のまま手を伸ばし、存在を確かめようと名前を呼ぶ。この幸福感が、いつまでも続くようにと。自分の居るべき場所を確定してくれる愛しい相手。
求めても、しっかりと受け止めてくれる。
求められても、しっかりと受け止める。特別な繋がり。
「み・・・どう・・・さん?・・・・あれ?」
伸ばした手は、重力のままシーツに沈む。まだそこは温かく、微かに彼の体温と香りが残っていた。それに包まれるようにして、空気を肺いっぱいに吸い込む。
酸素を補給した脳が目覚めてくると、克哉は途端に顔を赤く染めた。
「・・・何、やってんだ、おれは。確か昨日は・・・・」
人知れず苦笑し、昨晩の喧騒を思い起こす。
「だから隙を見せるなと言っているだろう!時には相手を制す事も必要だ。違うか?」
「でも、あの人だって大事な下請けさんですよ!?頭ごなしに制しても結果は見えて・・・んっ・・・」
反論に広げた口腔内を、入り込んできた舌に犯される。熱い御堂の舌。普段寡黙で冷静な彼が、マンションに帰宅すると同時に険しい顔で詰め寄ってきたのだ。
事の始まりは、接待での些細な出来事だった。御堂と克哉が手がけている商品の営業を、かつての同僚本多と、本多の勤めるキクチの下にいる協力会社に依頼し、大々的に宣伝活動をする事になったのだ。そして、打ち合わせを兼ねたミーティングの後、久しぶりに飲もうと誘ってくれた本多に行こう!と即答すると、御堂に咎められた。それなら御堂もと、接待と称してミーティングのメンバー全員で、居酒屋に向かう事になったのだ。確かにこの時点から御堂の機嫌は良くなかったのだが…。
少し狭い個室を貸し切って、久しぶりに会う本多と仕事の話で盛り上がり、気がつけばかなりの量を飲んでしまっていた。酒には強い方だが、トイレに行こうと立ち上がるとふらついてしまい、ちょうど席を立とうとしていた下請けの長身の営業に抱きかかえられるようにしてトイレに向かう事になってしまった。かなり酒が回っていたので、その時の御堂の様子は覚えていない。
トイレから戻り、本多と言い合いになっている御堂の隣へ座ろうとすると、そのまま帰るぞと腕を掴まれて、気がつけば御堂のマンションの玄関で今度は克哉が御堂と言い合いになっていた。御堂の怒鳴り声で、だいぶ頭もすっきりしてきた克哉は、下請けにまでいい顔をする必要はないという御堂に反論してしまい、意見が噛み合わないまま言い争いに発展してしまっていたのだ。
そして今、荒々しい御堂の舌に、口腔内を犯されている。
「・・・んっ・・はっ・・・・ふっ・・・・ちょっ・・・とっ・・・!!」
荒げた声をそのまま塞がれて、酔いと酸欠で頭が重い。思わず御堂を押し退けると、御堂は怒りの混ざった顔で克哉を見つめてくる。
・・・まるで、あの時みたいだ。
御堂さんの執務室で、片桐さんと電話をしていたあの時。
突然御堂のマンションに連れていかれ、仕事中だというのに淫具でほぐされた後孔へ思いっきり突っ込まれたあの時。荒々しい御堂の挿引と、乱れた吐息。自分の痴態を思い出すと、怒りは羞恥に変わってしまう。
ましてや御堂の瞳に、嫉妬心を見出してしまえば、もう・・・
「どうした・・・。顔が赤いぞ・・・克哉。」
「・・・っ!」
暫く見つめ合い、再び重ねられた唇と、腰に回された御堂の手に、つい反応してしまう。先程まで激昂していた御堂の瞳が、官能に濡れた眼差しを向けてくる。その上甘い囁きと濡れた息で、名前まで呼ばれてしまっては、火照る体を抑える事などできやしない。
そんな克哉の様子を知ってか知らずか、御堂は性急に克哉の着衣を剥がすと、うっすらと汗ばみ始めた白い体へ舌を這わす。
「・・・あっ・・・あ・・・・はっ・・・ああっ!」
快楽に逆らうように睨み付ける克哉だが、目元を赤く潤ませたその双眸で睨まれても、御堂からすれば誘っているようにしか見えない。無自覚なその行動に、御堂の嗜虐心は煽られ、膨らんでゆく。愛しい気持ちで自然と抑制されている欲求が、じわじわと御堂を侵食していく。御堂の脳裏にも、仕事中に克哉を貪った記憶が過っていた。まだ克哉への愛を自覚していなかったあの時。
だが、今は・・・。
息も絶え絶えに腰をくねらす克哉を、強く抱きしめ首筋に舌を這わす。唾液を嚥下する細い喉が、官能の色香を醸し出し、玄関から部屋中へと、その香りを広めていく。
「淫乱、だな。」
「なっ・・・あっ・・みっ・・ないでくださっ・・・」
既に先走りに濡れている克哉の雄を引きずり出し、甘く香る克哉の体を視姦する。嫉妬心をプライドで隠した強い瞳で射抜かれて、克哉の体は仄かな赤みを帯びてゆく。
「準備万端、か・・・克哉。こっちを向け。」
羞恥に顔を染めた克哉の瞳に映し出された自身の顔を見つけ出すと、御堂は躊躇いもなく克哉の雄を口に含んだ。目だけを克哉に向けて、性急な愛撫を施す。克哉の瞳から、自分の姿が消えてしまわないように。
2人だけの、甘美な時間。
普段はこれでもかというほどしつこい愛撫を与えてくる御堂が、焦っているかのように扱いている様を、克哉は蕩けた目で見つめていた。だんだんと垣間見えた嫉妬心が確定され、自然と顔が綻ぶ。痛い程の愛撫も、ストイックな雰囲気を纏ったままの姿に逆らった熱い手も、何もかもが愛しい。
敵わないな、御堂さんには・・・。
また、おれの、負けだ・・・
「んっ・・・み、どう・・さ・・・んっ・・・・んっ」
奥の窄まりに触れようとした御堂の手を引き寄せ、その唇に唇を重ねる。驚きに見開かれる御堂の目。その様子が、克哉の欲を肥大させ、腰が勝手に揺れてしまう。
暫く互いの唇を食んでから、克哉が無意識に囁くと、御堂は克哉の足を高く掲げ上げていた。
「御堂さん・・・す・・・き・・・・っ・・はあああっ!!」
「・・・っ・・・」
猛烈な圧迫感。それすらも快感に変わる。
漏れた御堂の吐息に反応し、ビクンと全身を振るわせた後、克哉のモノがぐんとそそり立つ。と同時に、蕩けた肉壁が御堂を柔らかく包み込む。慣らされていないそこは、痛みにひくつくけれど、それが御堂によって与えられるものならば、克哉の体は悦んで受け入れる。
「あっ・・・いっ・・・い・・・み・・ど・・・・さっ・・・」
「克哉・・・・」
欲望に蕩けた瞳で見つめてくる御堂。普段の様子からは想像もできないその瞳に、克哉の心は満たされてゆく。冷徹な男から与えられる、甘い痛感。繋がった部分から響く卑猥な音と、荒い息遣い。どこまでも溺れてゆく自分の体に、克哉は戸惑う。
ふいに御堂の指が、胸の尖りに触れた。
「ひっ・・・あっ・・・はっ・・ああっ」
御堂を飲み込んだ肉壁がひくつくのを感じ、淫猥な空気に飲み込まれていく。
次第に激しくなっていく挿引に、克哉の体は甘美なわななきに震えていった。
御堂の背に腕を回し、掲げられた両足で御堂の腰を挟み込む。密着する肌の面積が増えると、触れた部分から甘く蕩けていってしまうそうだった。
「みどうさっ・・・はっ・・・み・・ど・・・さっ・・・んっ」
快感に溺れた克哉は、御堂の名を連呼していることに気がついていない。無意識の嬌態に、腰を強く打ち付ける御堂は思わずほくそ笑んでいた。胸の尖りに触れていた手を、刺激を求めて震える克哉自身に這わすと、そのまま数度擦り上げた。
「あっ!・・んぁ・・・っ・・はっあああっ!!」
一際高い喘ぎと共に、克哉が精を吐き出すと、御堂自身も克哉の最奥へと、精を注ぎ込んでいた。
「はぁっはぁっはぁっ・・・」
呼吸を整えると、自分が玄関でとんでもない嬌態を晒している事に気がつく。先程まで怒鳴りあっていたというのに。思わず笑いが零れ、肩を上下させている御堂へと視線を寄せた。
「・・・・えっ・・・」
目が合うと、強い力で引き寄せられ、そのまま抱き上げられてしまった。まだ荒々しい欲求をその目に含んだ御堂に呆けていると、ベッドへ放り出された。不自然な姿勢のまま倒れこんだ克哉には、再び圧し掛かってくる御堂を拒む事は到底無理だ。
「ちょっと・・・御堂さんっ・・・」
再び香る、甘い芳香。克哉の意識は、終わりの見えない快楽の淵へと、沈んでいった。
「・・・・・。」
目覚めたばかりの脳裏を過るのは、まだ鮮明に残っている昨夜の情事。
恥じらいに顔が火照るのを振り払うようにして、克哉はゆっくりと起き上がった。腰が痛い。体に残るこの倦怠感は、昨夜の情事が現実だという何よりの証拠だ。
そして、去っていく快楽を追うかのように、御堂に触れようとして目覚めた自分に苦笑してしまう。それは、御堂への想いをはっきりと自覚している事に他ならないのだが。
「御堂さん。おはようござい・・ま・・・す・・・・」
「起きたか。」
羞恥心が邪魔をし、思わず口篭ってしまった。御堂は平然とした顔でフライパンを握っていた。ジュワーっという音と共に、甘い焦げたような匂いが広がった。
「・・・あの・・・何か作ってるんですか?」
「とりあえず、顔を洗ってこい」
言われるままに、洗面所へ向かう。まだ倦怠感が残る体と火照った顔に、冷たい水が心地よい。
「朝食ならおれが作るのに」
既にスーツで身を包んだ御堂がフライパンを握っている様は、どこか可愛くて思わずそんな事を言ってしまった。テーブルには、コーヒーとトースト、フルーツが置かれていた。
「座れ。・・・体は大丈夫か?」
「え?あ、は・・・い・・・・」
昨夜の嬌態が思い出される。いつもなら御堂の隣で目覚め、御堂がシャワーを浴びている間に朝食を作るのだが、今日ばかりはまだ寝起きのままの自分が酷く恥ずかしい。
あんな言い争いをした後に、激しく抱き合ってしまったのだ。少女のように恥らう自分に、更なる恥じらいが生まれてしまう。
「今日は客先との打合せがある。君は・・・昨日の下請けと外回りをするんだったな。」
「はい。そうですが・・・」
克哉の前に、ふんわりとした半熟のオムレツを置きながら、普段と別段変わらない表情で語りかける御堂に、少し戸惑う。昨夜の言い争いなど、御堂にとっては些細な事なのだろうか。
「あまり無理をするな。・・・小売店でも売り上げは期待できる。頼んだぞ。」
「・・・・・」
「聞いているのか?」
「あっ・・はい。えっと・・・」
「何だ」
「き、昨日は・・・」
「・・・・・・・・」
御堂の顔が少し険しくなる。謝ろうと口を開いたまま、何も言えなくなってしまった。
「あの・・・その・・・・」
「昨日は、すまなかった。・・・・つまらない嫉妬をした」
「え??」
「・・・・いや・・・その・・・・とにかく冷めないうちに食べるぞ」
「・・・・あ・・・・いただきます。」
謝罪の言葉は、発される事なく克哉の中を彷徨ったままだ。それよりも、肥大してゆく幸福感に戸惑う。
嫉妬?御堂さんが?
僅かに頬を赤く染めて、言葉を濁してしまった御堂に胸が高鳴る。早朝のこんな時間から、御堂に触れたい欲が膨れ上がり、慌ててオムレツを口に運んだ。
「甘い・・・」
「・・・・口に合わないか?」
「いえ。おいしいです。ちょうどよい甘さで・・・甘い方が好きなんですよ、オレ。」
「・・・・そうか」
いつもと変わらない朝の風景。御堂と共に仕事をするようになってから、ほぼ毎日御堂と一緒に朝食を摂っている。前夜の甘い情事をそのまま引き継いだ幸福な一時。
今日みたいなサプライズがあってもいいな。
澄ました顔でコーヒーを口に運ぶ御堂を見つめる。淡白な男が見せた、激情の焔。腰の痛みと共に克哉の体にしっかりと残っていて、満たされる想いでいっぱいになる。
たまには、こういう痛みも、いい・・・かも。
「食べ終わったら早く着替えろ。先方は時間にうるさいからな。早めに出る。」
「はい」
仕事をする男の目に変わった御堂に置いていかれないように、克哉も頭を切り替える。
だが、いつまでも卵は甘く、御堂の放った一言が頭から離れないでいた。
「御堂さん」
「?」
「何でもありません」
「・・・・そうか。」
きっと想いは繋がっている。届いている。
たまには、昨夜のような愛し合い方も、いいのだ、と。
この記事へのコメント
うまそっ・・・・克哉。←そっちか
いや〜いいもん読ませてもらいました!!
ゲロ甘いっすなぁ〜(´∀`*)ポワーン
克哉も御堂もそのまんま、イメージ通り!!
もちろん中の人の声で読みましたよ、萌えた・・・っ
姐は塩辛い卵焼きが好きなので、甘いオムレツがどんなのか
想像もつきませんが、きっとおいしいんでしょうなぁ・・・
御堂が砂糖をひとつまみって、またギャップ萌えっすわ〜
朝からいい萌え補給ができました(´∀`)ノ
いや〜いいもん読ませてもらいました!!
ゲロ甘いっすなぁ〜(´∀`*)ポワーン
克哉も御堂もそのまんま、イメージ通り!!
もちろん中の人の声で読みましたよ、萌えた・・・っ
姐は塩辛い卵焼きが好きなので、甘いオムレツがどんなのか
想像もつきませんが、きっとおいしいんでしょうなぁ・・・
御堂が砂糖をひとつまみって、またギャップ萌えっすわ〜
朝からいい萌え補給ができました(´∀`)ノ
ぎゃあああああ!←
読んでくれただけで狂喜しそうだというのに、イメージ通り!って嬉しすぎですぅぅぅぅ!
克哉がうまそうだと思って頂けただけで、UPしたかいがあるってもんです( ̄ー ̄)ニヤリ
ほんと、甘いっすねぇ。甘いのって苦手なんですが、勝手に甘くなってしまいました(笑)エロけりゃいいやと思って妄想してたのに、なんだこのオチ。(汗)
御堂はチーズが好きだからチーズオムレツとか、いろいろ考えたんですけど甘〜い卵焼きに蕩けてる克哉が浮かんで浮かんで。(妄想病
これくらいか…?とかひとりごちながらフライパン握ってる御堂、襲いたいですよね。←
有難うございました!
そういえば、こんなところでなんですが、バトン回して下さって有難うございます!中傷がいやでバトンとmixiはやらないんですが、姐さんの回答みてたらやりたくなったのでそのうちやるかも(笑)
読んでくれただけで狂喜しそうだというのに、イメージ通り!って嬉しすぎですぅぅぅぅ!
克哉がうまそうだと思って頂けただけで、UPしたかいがあるってもんです( ̄ー ̄)ニヤリ
ほんと、甘いっすねぇ。甘いのって苦手なんですが、勝手に甘くなってしまいました(笑)エロけりゃいいやと思って妄想してたのに、なんだこのオチ。(汗)
御堂はチーズが好きだからチーズオムレツとか、いろいろ考えたんですけど甘〜い卵焼きに蕩けてる克哉が浮かんで浮かんで。(妄想病
これくらいか…?とかひとりごちながらフライパン握ってる御堂、襲いたいですよね。←
有難うございました!
そういえば、こんなところでなんですが、バトン回して下さって有難うございます!中傷がいやでバトンとmixiはやらないんですが、姐さんの回答みてたらやりたくなったのでそのうちやるかも(笑)
2007/08/10(金) 12:45 | URL | >姐さん@緋菜[ 編集]
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